2012年4月末~5月末まで管楽器専門店ダクにて ELOY FLUTES 展示

現在、日本にある3本のELOY FLUTESを管楽器専門店ダク(東京)にて展示しております。
モクメウム14Kパラジウムホワイトゴールド B足部管(H足部管)、モクメウム14Kレッドゴールド B足部管、925シルバー B足部管
更にそれぞれにつき、ヘッドジョイントも別途1本展示しております。

オランダの最上級ハンドメイドフルートであるELOY FLUTES(エロイフルート)は、年間12本しか制作できない、至高のフルハンドメイドのフルートです。ELOY FLUTES独自のモクメウム管体の音は、クリアなサウンドですが明るすぎない輪郭のある鳴り方をします。また倍音がよく響き、ドイツ・サウンドとフレンチ・サウンド両方を奏でることができる楽器です。
フレンチ・サウンドを奏でる奏者がドイツ・サウンドに出会う、ドイツ・サウンドの得意な奏者がフレンチ・サウンドを自分の音の中に発見する。そんなことのできるフルートです。

2012年 4月末日~5月末の間、東京都新大久保の管楽器専門店ダクさんで開催している、「DAC WORLD 管楽器 FAIR 2012」にて、展示販売がされます。お店のフェアは6月30日(土)まで開催されますが、ELOY FLUTESの展示は5月末までです。是非この機会に足をお運び下さい。

ELOY FLUTES 日本初の演奏会、無事終了

去る3月6日に北海道、札幌コンサートホール Kitara小ホールで行われた北海道教育大学岩見沢校、芸術課程音楽コースの卒業演奏会にて、弊社取り扱いのオランダのフルートELOY FLUTESが日本で初めてホールで演奏されました。

同大学の4年生だった牧ほのかさんに、ELOY FLUTES社から無償でモクメウム管体を、卒業演奏会用に貸し出しをさせていただき、実現したものです。詳しいことは、こちらのリンク記事をご参照下さい。
https://www.world-frontier.jp/honokamakigrad/

このことは、北海道新聞でも大きく取り上げられ、当日の演奏会には多くの方々が雪の中、足を運ばれました。弊社からも演奏会を聴きに駆けつけ、格式高い札幌コンサートホールで演奏されるELOY FLUTESの調べを楽しんで参りました。この卒業演奏会は、同大学の卒業生の中から、選抜された方々がそれぞれ歌、ピアノ、管楽器をソロで披露するというもの。牧さんのみならず、みなさん優秀な成績で卒業され、将来の活躍が楽しみにされている若い音楽家でした。牧さんが演奏されたのはジャン・リヴィエ作曲 フルートと弦楽オーケストラのための協奏曲。このフルート協奏曲は1955年に作曲され、J-P.ランパル氏に献呈されています。3楽章をピアノの伴奏とともに見事に演奏されました。ご卒業後の今年4月からは北海道から拠点を東京へ移し、桐朋学園の古楽器科で改めて古楽器の勉強を4年されるとのこと。今後ますますのご活躍を、ELOY FLUTES社並びに弊社も期待しております。そんな牧さんから、演奏後のELOY FLUTESの感想を頂いております。


こんにちは。
昨日は私たちの卒業演奏会にお越しいただいてありがとうございました。

楽器が手元に届いてから毎日吹いていて、毎日の練習が楽しかったです。

最初は私が使っているものよりも楽器が重いので長時間吹くと腕が辛かったのですが、その重さも気にならないくらい吹くのが楽しくて良い練習がたくさんできました。

曲を吹いていて楽しいとか、アンサンブルが楽しい、というのはありますが、楽器をただ吹いていて、音を出していて楽しいと思ったのは楽器を始めた小学生の時ぶりな気がします。

学校でも大人気で、他の楽器の子たちも興奮して楽器を見ていました。フルートの子たちも、小柄な女の子ばかりなので大きいし重いとは言っていましたが音がすごいすごい!と言っていました。

今回の演奏の出来は決して満足できるものではなく、課題の多く残るものとなったのでとても悔しいのですが、初めてホールでEloyを吹いた時は本当にびっくりしました。

リハーサルには伴奏者が来なかったのでホールで一人で吹いていたのですが、「ホールを鳴らしている」感じを初めて体験しました。

リハは客席に人もほとんどいないので響くのは当たり前なのですが、響くというより共鳴している感じは初めてでした。

リハーサルをたまたま聴いていたフルートの後輩にも、いつもの牧さんの音よりもきらきらしてる!すごいですね!と興奮ぎみに言われました。

本番では、ホールだけでなくピアノも共鳴させている、という体験を13年間フルートを吹いてきて初めて体験しました。

本当にその音と響きに自分で感動してしまって、つい指を間違えてしまうというどうしようもないミスもしてしまいましたが、抜群の低音の鳴りも、最高の音の立ち上がりも、ホールでより力を発揮してくれました。
吹いていて気持ちがよくて、曲が終わるのが寂しくて仕方がなかったです。

私の力不足でフルートの力と魅力を最大限に発揮させてあげられなかったのは本当に悔しいのですが、フルート吹きとして最高の経験をさせて頂けて心から感謝しています。

北海道新聞の記事ですが、演奏会当日の6日の朝刊の空知版に掲載されていました。
かなり大きく載せてもらっていて嬉しかったです!Face bookやTwitterであの記事をシェアしてくれる友人や、見たよー!とメールをくれる友人もいました。

実際、2月にあった岩見沢公演には合計で80人程しかお客さんが入らず寂しい演奏会になってしまったのですが、札幌公演には岩見沢とは比べ物にならない位多くの方が来てくださっていて学生一同びっくりしていました。

楽器と一緒に記事のコピーを入れておきましたのでよかったら見てください。

今回は素敵な時間をありがとうございました。

すっかりあの子に愛着が湧いてしまっているので、またいつか演奏できる日を楽しみにしています!

牧 ほのか

尚、牧さんがご使用になったモクメウム14Kパラジウムホワイトゴールドフルートは、先日オランダのELOY FLUTES社まで運ばれ、再生処理をして弊社に戻っております。試奏をご希望の方はお近くの弊社取引楽器店までお問い合わせ願います。また、こちらのフルートは日本に3本(うちモクメウムフルートは2本)のみのため、小売店各位で展示販売をご希望の場合は、弊社までお気軽にお問い合わせ下さい。個人のお客様で、パンフレットの送付をご希望の方は、直接弊社までメール、お電話でご請求頂ければ送付させて頂きます。

北海道教育大学 フルート奏者・牧ほのかさんへELOY FLUTES社よりフルートの無償貸与

ELOY FLUTES社(オランダ・ソーメレン)の製作者Harry van Ekert(以下、エカート)は、日本の若い音楽家育成を目的に北海道岩見沢市在住のフルート奏者、牧ほのかさん(北海道教育大岩見沢校4年在学中)の2012年3月6日(火)に札幌コンサートホールで開催される卒業演奏会のために、日本で発売されたばかりのELOY FLUTESからプロ奏者向けの珍しい管体「モクメウム管体」のフルートを1本、無償で貸し出すことに致しました。

「フルート貸し出しの経緯」

2011年8月に滋賀県で開催された第15回 日本フルートコンヴェンションにて日本に初めて自身のフルートを紹介したオランダ人フルート製作者、エカートは、同コンヴェンション会場でELOY FLUTESを試奏して下さった牧ほのかさんから、日本で音楽を学ぶ学生の苦労話を聞きました。牧さんはフルートを学ぶために大学の学費や、外部で行われるマスターコースなどの費用を全てアルバイトや奨学金でまかなっており、日本では大学の主催以外の場で学生が自己負担の費用なく、自分の演奏を披露するチャンスはそうそうないことなどを聞きました。オランダを始め、欧米諸国では芸術、音楽に携わる若い才能を育成するために国や地域、企業から毎年多くの援助や演奏活動の場が提供される基盤が整っているため、今回もコンクール出場のために自費で北海道から単身、滋賀県に来たという牧さんの勉強熱心さにエカート氏は心を打たれたようでした。その場で2時間以上、ELOY FLUTESを熱心に試奏する牧さんにエカートから「日本で本格的にELOY FLUTESが販売される事になったら、何らかの機会にあなたが気に入ってくれたフルートを貸し出しましょう」と言う約束が交わされ、今回の卒業コンサートでのフルート貸与となりました。


フルートコンヴェンション会場での牧さんとエカート

「私達ELOY FLUTESはプロ奏者向けのフルハンドメイドのフルート工房です。ブランドの歴史は新しく、日本での知名度は低いでしょうが他のメーカーでは製作できないフルートを作っています。今回牧さんが気に入り、卒業コンサートで使われるフルートは、ELOY FLUTESの特長でもある「モクメウム管体」、日本の伝統工芸技術「木目金」で作られた金属板で作られた珍しいフルートです。(※管体の金属が金と銀が別々に存在し、木目柄として現れています。)もともとは日本の伝統技術に魅了された自分が、今回初めて来日をし、こうして日本の皆様に私たちのフルートを販売することになりましたのも、何か運命の引き合わせのようです。普段お使いのフルートとは、また一味違ったサウンドを持ったフルートなので、将来へ向け羽ばたく牧さんにプロへ向けての第一歩として、プロ向けのフルートで挑戦して頂くにはぴったりだと思い、今回提供させていただくことに致しました。残念ながら私は伺うことはできませんが、一人でも多くの皆様に是非、牧さんの素晴らしいフルートと、ご学友の皆様の素敵な演奏を聴いて頂きたいと思います。」

ELOY FLUTES製作者 Harry van Ekert

牧 ほのか プロフィール


愛知県稲沢市出身。北海道教育大学岩見沢校芸術課程音楽コース4年次在学中。
第2回同大学定期演奏会にてソリストとして出演し、同大学オーケストラと共演。
第161回日演連推薦/新人演奏会にて高関健氏指揮・札幌交響楽団と共演。
酒井秀明、D・ブリアコフ、工藤重典、高木綾子の各氏のレッスンを受講。
フルートを我喜屋園巳、藤井留美子、阿部博光、中山耕一の各氏に師事。

問い合わせ先:

卒業演奏会については、別紙のチラシご参照の上、北海道教育大学岩見沢校まで直接お問い合わせ下さい。ELOY FLUTESにつきましては、弊社までお願い致します。

日本初登場 オランダ「ELOY FLUTES」 国内販売開始

オランダの新フルートメーカー 「ELOY FLUTES」 国内販売を開始
江戸時代からの伝統工芸技術・木目金を採用
ELOY FLUTESだけの『モクメウム管体』

管楽器関連商品の卸業、株式会社BEYOND(本社:大阪府高石市)はオランダの新フルートメーカー、ELOY FLUTES(エロイフルート)のフルハンドメイドフルートの日本国内販売を2012年1月より開始しました。ELOY FLUTESは1本のフルートでフレンチ・サウンドとドイツ・サウンドを奏でるために、日本の伝統工芸技術「木目金」を管体に取り入れた「モクメウム管体」を製作しています。部品一つ一つから手作りで製作に時間がかかるため、モクメウム管体のフルートは世界でもまだ少数しか製作されておらず、その中から今回国内には貴重な2本とシルバー管体1本が到着しました。いずれも弊社取引先の全国の楽器店にて取り寄せで試奏、購入が可能です。

1.日本の伝統技術とオランダ人職人との出会い
日本古来の金属加工技術、木目金技術が施された金と銀が混在したプレートで作られたフルート管体です。外見の木目柄は装飾のためではなく、音色を追求して開発されました。金と銀、それぞれが一枚の板に存在する、それも混ぜ物の合金としてではなく、それぞれの個性が並んで存在するということにより、木目金がELOY FLUTESに特別な共鳴音を与えてくれるのです。

2.モダンフルート必須の優れたメカニズムとこだわり
ピンの代わりに特殊なブリッジパーツを使う完全ピンレスメカニズムが軽やかな指のタッチ感を生み、演奏をサポートします。また管体は、一本一本手作業でシーム(巻き管)し、ソルダード(ハンダ付け)で管体を作っています。※14Kレッドゴールド管体以外

3.世界に1本しかないフルート
モクメウム管体に使用されるプレートはELOY FLUTESのためだけに製作され、浮かび上がる柄は1つと同じものはありません。それがフルハンドメイドフルートらしく、1本1本に個性を与えています。またフルートそれぞれにシリアルナンバーの代わりにフルート自身の名前が彫刻されています。

お問い合わせ
株式会社 World Frontier 担当:大塚智美
〒592-0012 大阪府高石市西取石1-13-16 等乃伎ビル3F
TEL:072-767-6387 FAX:072-767-6388
MAIL: info@world-frontier.jp ELOY FLUTES公式サイト:http://www.eloyflutes.com/jp/

カンガルー黒革パッド・Saxグルメットパッド・古谷光広氏インタビュー


アメリカ製のカンガルー革でできたサックスパッド・Saxグルメット Pads。実際に使用されているプロ奏者・古谷光広氏へのインタビューをアップ致しました。
弊社は卸業のため、一般のお客様、プロ奏者の方々への直接販売はできませんが、興味のある方は是非、お近くのリペア店に弊社より入手可能の旨をお伝え下さい。

インタビュー記事:
https://www.world-frontier.jp/sax-roo-review/